チャーター便の相場ガイド!利用料金を抑える6つのポイントを解説

【目次】




チャーター便は、「急ぎで届けたい」「時間通りに確実に届けたい」といったニーズに応えられる、柔軟性の高い輸送手段です。
しかし、混載便と比べると料金は高くなり、料金体系も距離・時間・車種・オプションといった複数要素が絡むため、初めて利用する方にとってわかりづらい面も少なくありません。
本記事では、チャーター便の基本から料金を決める要素、車両タイプ別の相場感、さらにコストを抑える具体的なポイントまでをわかりやすく解説します。チャーター便の相場を知りたい方は、最後までご覧ください。

利用前に知っておきたいチャーター便の基本

特徴
チャーター便は、荷物を安全・確実に届ける手段として、多くの企業や個人事業主に利用されています。
しかし、実際にどのような仕組みで料金が決まるのか、他の輸送方法との違いがわかりにくいという声も少なくありません。
ここでは、実際に利用する前に知っておきたいチャーター便の基本的な仕組みや特徴、メリット・デメリットについて解説します。

チャーター便とは車両1台を貸し切って運ぶ輸送方法

チャーター便とは、1台の車両を貸し切って荷主の荷物だけを配送するサービスです。
一般的な宅配便では、複数の荷主の荷物をまとめて運びますが、チャーター便は完全貸切制である点が大きな特徴です。
貸切のため、積み込みから納品まで他社の荷物が混載されることはありません。これにより、荷物の取り違えや破損リスクが低減され、納品先やルートの指定も柔軟に対応できます。

メリット

チャーター便の最大のメリットは、自由度の高さと確実性です。
貸切で運ぶため、発着時間や配送ルートを細かく指定でき、目的地まで最短で届けることが可能です。例えば、「午前中に東京から大阪の店舗まで商品を届けたい」といった特殊な依頼でも柔軟に対応できます。
さらに、他の荷主の荷物と混載しないため、荷崩れや破損、紛失といったトラブルのリスクが軽減されます。精密機器や割れ物、温度変化に弱い製品なども安心して輸送できるでしょう。
また、企業イメージの観点でもメリットがあります。納期厳守や品質管理の面で信頼性が高いため、取引先や顧客からの評価にもつながります。

デメリット

チャーター便のデメリットの一つがコストの高さです。
1台を貸し切る仕組みのため、混載便や宅配便に比べて費用が高くなりやすい傾向があります。特に長距離輸送や大型トラックを利用する場合、1回あたりのコスト負担が大きくなる可能性があります。
また、輸送効率の面では、積載効率の低さもデメリットです。荷物の量が少ない場合でも、車両1台分の料金が発生するため、少量輸送では割高になってしまうケースがあります。

チャーター便の料金を決める要素

御見積書
チャーター便の料金は一律ではありません。
単純に、距離が長い=高いというわけではなく、主に以下の要素を踏まえて料金が決まります。
 
 ・車両サイズ
 ・輸送距離
 ・輸送にかかる時間
 ・時間帯や日時
 ・その他オプション

ここでは、チャーター便の料金を左右する5つの要素について解説します。

車両サイズ

まず大きく料金に影響するのが、車両サイズです。
チャーター便では、配送する荷物量や大きさに応じて軽貨物車、2tトラック、4tトラック、大型トラックといった車両サイズを選びます。
例えば、軽貨物車は書類や小型製品に向いており、短距離輸送の場合は比較的安価で利用可能です。一方、2tトラック以上になると運べる荷物の量や重量が増えるため、料金も段階的に上がっていきます。
特に、4t以上の中型・大型トラックになると、高額なコストがかかるケースも珍しくありません。

輸送距離

次に、輸送距離もチャーター便料金の算出に欠かせない要素です。
一般的には、輸送距離が長くなるほど料金も上がります。例えば100kmまでは基本料金、それ以降は10kmごとに追加料金が発生するような仕組みが一般的です。
ただし、同じ輸送距離でも高速道路を利用するか、下道を走るかによってもコストが変わります。高速道路を利用する場合は高速料金が上乗せされますが、所要時間が短縮できるため、納期重視のケースではコストをかけてもメリットがある選択となります。

輸送にかかる時間

チャーター便は、輸送にかかる時間によって料金が変動する場合があります。
特に都市部では、輸送距離よりも輸送にかかる時間で料金を算出する場合が多く、拘束時間に応じた料金で提供されます。
なお、時間制の仕組みでは、たとえ距離が短くても渋滞や積み卸しに時間がかかると、コストが上がるケースがあるため注意が必要です。

時間帯や日時

チャーター便の料金は、依頼する時間帯や曜日、季節によっても変動します。
特に夜間・早朝や休日、年末年始などは需要が集中しやすく、割増料金の対象になるケースが一般的です。ドライバーの労働条件や交通事情の制約も影響するため、同じ区間でも昼間と夜間では料金差が生じることがあります。
また、繁忙期(3月・12月)は引っ越しや企業の物流需要が増えるため、車両手配自体が難しくなります。この時期にチャーター便を利用する場合は、早めの予約を心がけるとよいでしょう。

その他オプション

最後に、追加オプションの有無も料金を左右します。
代表的なオプションは、以下の通りです。

 ・荷役作業(フォークリフト・人員追加)
 ・積み下ろし場所での待機時間
 ・保冷・冷凍対応
 ・梱包資材やパレットの貸し出し
 ・複数拠点への配送(ルートチャーター)
 ・特殊車両(ウイング車・パワーゲート付き車両)

これらのサービスを利用した場合、基本料金に加えてオプション料金が上乗せされます。
ただし、業者によって設定や料金体系が異なるため、見積もり時には「何が基本料金に含まれていて、何がオプション扱いなのか」を必ず確認しましょう。

チャーター便の料金相場と適した利用シーン

チャーター便を利用する際に最も気になるのが料金相場です。
チャーター便の費用は、車両サイズ・距離・時間などで変動しますが、おおよその目安を知っておくことで比較検討がしやすくなります。
ここでは、車両タイプ別の料金相場と適した利用シーンを解説します。

軽貨物車の相場

軽貨物車を使ったチャーター便は、最も身近で使いやすいサービスです。
コンパクトな荷室で小口配送に適しており、主に都市内や短距離輸送に活用されます。
料金相場の目安は次の通りです。

 ・10km以内:数千円台~1万円程度
 ・50km前後:1万円~2万円程度
 ・100km以上の中距離:2万円~数万円程度

料金は地域や時間帯によって前後しますが、他の車両タイプに比べてコストを抑えやすいのが特徴です。ただし、荷物量は段ボール20箱程度が目安となるため、小口配送に向いています。
利用シーンとしては、印刷物やデモ機材の納品、イベント会場への即日搬入、小売店へのスポット配送などが挙げられます。

2tトラックの費用相場

2tトラックは、軽貨物車では積み切れない中量の荷物を運ぶ場合に最適な車両です。
配送センター間の臨時輸送や、数店舗へのルート配送など、物流の中核を担うことが多い車種でもあります。
料金相場の目安は次の通りです。

 ・10km以内:1万円台~2万円程度
 ・50km前後:2万円~4万円程度
 ・100km以上の中距離:数万円~数十万円程度

また、2tトラックには標準・ロング・アルミバン・パワーゲート付きなど複数のタイプがあり、装備や仕様によって料金が異なります。例えば、パワーゲート車は荷役効率が高い一方で、追加費用がかかるのが一般的です。
利用シーンとしては、家具・家電の一括納品、販促イベント機材の搬送、オフィス移転時の備品輸送などに向いています。

中型・大型トラック(4t以上)の費用相場

4tトラック以上の中型・大型車は、大量輸送や長距離輸送、または工場・倉庫間の幹線輸送などで利用されます。
チャーター便のなかでも費用が最も高いクラスで、短距離輸送でも数万円以上かかるケースも珍しくありません。また、長距離輸送の場合は、ドライバーの人件費が加わり、数十万円のコストがかかることもあります。
さらに、深夜便・翌朝必着便など特殊な運行スケジュールを組む場合は、2割〜3割ほど割増しになってしまうこともあるでしょう。その分、一度に大量の荷物を一括配送できるため、結果的に1個あたりの輸送コストを下げることも可能です。
利用シーンとしては、工場出荷製品の大量納品、通販物流センターへの補充、イベント機材の一斉搬出などが挙げられます。

チャーター便の利用料金を抑える6つのポイント

チャーター便は利便性が高い反面、貸切制ゆえに料金が高くなりやすい輸送方法です。
そのため、コストを抑えたい場合は以下のポイントに注目しましょう。

 ・時間指定をしない
 ・繁忙期の依頼を避ける
 ・荷物量に適したサイズの車両を選択する
 ・1回の輸送の荷物量を増やす
 ・定期便を契約する
 ・複数の業者で相見積もりを取る

ここでは、チャーター便の利用料金を抑えるための6つのポイントを解説します。

時間指定をしない

配送時間を細かく指定すると、ドライバーの待機コストやスケジュール調整費が発生し、料金が高くなる傾向があります。
特に「必ず午前9時に届けてほしい」「夜間指定で納品してほしい」といった時間指定は、割増料金や待機料が発生する要因になるでしょう。
そのため、可能であれば到着時間の幅を広げることでコストを下げられます。例えば、「日付指定のみ」や「午前中の間に到着」など、柔軟な指定にするだけでも、業者側が効率的な運行計画を組みやすくなり、結果として見積もり額が下がりやすくなります。

繁忙期の依頼を避ける

チャーター便の需要は季節や時期によって大きく変わります。
特に年度末(3月)や年末(12月)は、引っ越し・キャンペーン・製品出荷が集中し、車両確保が難しくなる時期です。この時期は、相場が通常より割高になることも珍しくありません。
そのため、スケジュールを組める案件であれば、繁忙期を避けることで、同じ内容でもより安く依頼が可能です。

荷物量に適したサイズの車両を選択する

チャーター便は車両サイズごとに料金が設定されており、不必要に大きな車両を選ぶとコストが無駄に上がってしまいます。
例えば、荷物が軽貨物車に収まる量で2tトラックを手配すると、料金が1.5倍以上高くなる場合もあるでしょう。
そのため、荷物量やサイズを正確に把握し、業者に伝えることで、最適な車両を提案してもらいましょう。段ボールの数や重量、パレットの有無などを事前に整理しておくとスムーズです。

1回の輸送の荷物量を増やす

輸送回数が多いほど、その都度チャーター便を手配するコストがかさみます。
そこで、可能な場合は1回あたりの荷物量を増やし、多くの荷物を一度にまとめて輸送することでコストの削減が可能です。
例えば、週3回の配送を週2回にまとめるだけでも、年間で数十万円規模の経費削減につながることがあります。
さらに、複数拠点への納品がある場合は、ルート配送として1台の車両で巡回してもらう形に変更すると効率的です。

定期便を契約する

スポット便よりも定期契約を結ぶことで、1回あたりの料金を抑えられる場合があります。
定期便は、運行ルートやスケジュールを固定化することで、業者側の運行計画が立てやすくなり、その分料金を割安にできる仕組みです。例えば、「毎週月・木に東京から名古屋へ配送」といった形で契約すれば、長期的に安定した価格で利用でき、急な価格変動のリスクも減ります。
特に企業物流では、原材料や商品補充などで繰り返し輸送が発生する場合に、定期便はコスト削減と業務効率化の両面で有効です。

複数の業者で相見積もりを取る

最も基本的でありながら、効果的な方法が相見積もりです。
最低でも2~3社から見積もりを取り、内容を比較することをおすすめします。
比較時には、単なる総額だけでなく以下も確認しましょう。

 ・基本料金に含まれるサービス範囲(高速代・待機料など)
 ・割増条件やキャンセルポリシーの有無
 ・追加費用の明確さ

特に、見積もりが安すぎる場合は、後からオプション費が上乗せされるケースもあるため、詳細を必ず確認してください。信頼できる業者を選ぶことで、結果的に安定したコストで安心して輸送を任せられます。

まとめ

チャーター便は、車両1台を貸し切って荷物を運ぶ輸送方法であり、自由度と確実性に優れる一方、コストが高くなりやすい特徴があります。
料金は主に、車両サイズ・輸送距離・輸送にかかる時間・時間帯・日時・オプションの5つの要素で決まり、同じ区間でも条件次第で大きく金額が変わる点を理解しておくことが大切です。また、軽貨物から2t・4t・大型トラックまで車種ごとに相場感が異なり、輸送したい荷物量や距離、納期の厳しさに応じて、どのクラスのチャーター便を選ぶかを検討する必要があります。
自社の荷量・頻度・納期条件を整理したうえで、チャーター便のメリットとデメリット、料金の仕組みを踏まえて比較検討すれば、コストとサービス品質のバランスが取れた賢い輸送手段として活用できます。
チャーター便のコストと品質のバランスにお悩みなら、ぜひ『ヨシアース株式会社』におまかせください。
路線便とチャーター便の特長を踏まえた独自の共同配送システム「まさかど便」により、複数荷主の荷物を積み合わせつつ、丁寧な荷扱いと時間指定にも対応できる体制を整えています。
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