物流倉庫にかかる費用は主に2種類
物流倉庫にかかる費用は固定費と変動費の2種類あります。
ここでは、固定費と変動費について解説します。
固定費
物流倉庫における固定費とは、取引物量の増減に関わらず、毎月一定で発生する費用のことです。
固定費は毎月ほとんど同じ金額が発生するため、予算計画が立てやすく、財務管理がしやすい特徴があります。また、物流倉庫の固定費は事前見積もりがしやすく、他の企業との価格比較もしやすいです。
ただし、都市部と郊外など立地によって固定費の相場が変わる点には注意しましょう。
変動費
物流倉庫における変動費とは、入荷量や出荷量、売り上げなどに応じて価格が変動する費用のことです。
商品の特性や作業内容に応じて価格が変わったり、入荷量や出荷量が多いほど価格が高くなったりする傾向にあります。月々支払う費用が一定の固定費と異なり、正確な予算管理が難しいことが特徴です。
物流倉庫の費用を考えるうえで、固定費と変動費のバランスが重要になってきます。例えば、荷物量が多い企業において、固定費が相場より高くても、変動費が相場より低ければトータルでコストを抑えられる場合があります。
商品の特性や作業内容に応じて価格が変わったり、入荷量や出荷量が多いほど価格が高くなったりする傾向にあります。月々支払う費用が一定の固定費と異なり、正確な予算管理が難しいことが特徴です。
物流倉庫の費用を考えるうえで、固定費と変動費のバランスが重要になってきます。例えば、荷物量が多い企業において、固定費が相場より高くても、変動費が相場より低ければトータルでコストを抑えられる場合があります。
物流倉庫の固定費の内訳
物流倉庫の固定費にはシステム利用料と倉庫保管料があります。ここでは、それぞれの固定費について解説します。
システム利用料(基本料金)
システム利用料は物流会社の倉庫管理システムや在庫管理システムを使用する際に発生する費用です。
自社の倉庫にシステムを導入していなくても、外部の倉庫を利用する際には、システム利用料がかかります。
システムを利用することで入荷や出荷の管理がしやすくなり、在庫管理や棚卸し管理などもスムーズに行うことができます。
システム利用料金は契約する会社によって異なります。
倉庫保管料
倉庫保管料とは、物流倉庫内で荷物を保管するためにかかる費用で、毎月一定額を支払うのが一般的です。
倉庫の運営には賃料や土地代などがかかっており、借りている倉庫の保管料としてこのようなコストを払う必要があります。
倉庫保管の方法には、パレット、ラック貸しなどさまざまな方法がありますが、もっとも多いのは坪ごとの貸し出しです。首都圏のように利便性が高いエリアに近いと費用も高くなります。
倉庫の運営には賃料や土地代などがかかっており、借りている倉庫の保管料としてこのようなコストを払う必要があります。
倉庫保管の方法には、パレット、ラック貸しなどさまざまな方法がありますが、もっとも多いのは坪ごとの貸し出しです。首都圏のように利便性が高いエリアに近いと費用も高くなります。
業務管理料
業務管理料とは、システム利用料とは別に、倉庫業務の手数料として支払うコストのことです。
具体的には、データ入力や伝票作成、ドライバーの手配、倉庫スタッフの管理などにかかる費用を指します。
業務管理料は管理する業務内容によって大きく変わってきます。基本的には定額制を設けているところが多いですが、出荷件数に応じて変動する事業者もあります。
また、システム利用料と一括で計上されるようなケースもあるため、業務管理料とシステム利用料をあらかじめ確認しておきましょう。
具体的には、データ入力や伝票作成、ドライバーの手配、倉庫スタッフの管理などにかかる費用を指します。
業務管理料は管理する業務内容によって大きく変わってきます。基本的には定額制を設けているところが多いですが、出荷件数に応じて変動する事業者もあります。
また、システム利用料と一括で計上されるようなケースもあるため、業務管理料とシステム利用料をあらかじめ確認しておきましょう。
物流倉庫の変動費の内訳
変動費は、荷物や商品の仕入れ状況などによって料金が変わってくる費用です。
ここでは、物流倉庫における変動費の内訳を解説します。
デバンニング料
デバンニング料とは、コンテナで送られてきた荷物やフォークリフトを使ってトラックの荷台から荷物を積み下ろすためにかかる費用です。
デバンニングとは、物流用語で貨物をコンテナから下ろす作業という意味があります。デバンニング料は、どのサイズのコンテナが使われたかによって変動します。
デバンニング料が発生するのは、フォークリフトを使った作業には高く積まれた荷物を正確に荷下ろしするために高い技術を要するためです。
作業員の怪我のリスクもあるため、このような背景もあって入庫料とは別にデバンニング料が設けられています。
入庫料
入庫料とは、仕入れ先から届いた荷物を倉庫内の保管場所まで運搬する際にかかる費用です。
トラックから荷物を下ろした後は、倉庫内の指定場所まで荷物を移動させる必要があり、その際にかかる費用となります。
コンテナやダンボールなど、どんな入庫形態かによって費用が個別に設定されているケースが多いです。
入庫料は荷受ごとにかかるため、入庫量が多くなればなるほど費用も高くなります。
検品料
検品料は、入庫した商品の数量や品質、動作チェックなどにかかる費用で、作業内容によって実際の費用は異なります。
検品作業の内容は入庫する荷物の種類によって大きく異なり、工程が複雑になるほど費用も高くなるのが一般的です。
例えば、電子機器であれば正常に稼働するかどうかをチェックしなければならず、それだけ費用も高くなります。アパレルであれば、シミがついてないか、ほつれがないかなども検品します。
検品作業の内容は入庫する荷物の種類によって大きく異なり、工程が複雑になるほど費用も高くなるのが一般的です。
例えば、電子機器であれば正常に稼働するかどうかをチェックしなければならず、それだけ費用も高くなります。アパレルであれば、シミがついてないか、ほつれがないかなども検品します。
ピッキング料
ピッキング料とは、注文が入った商品を倉庫内から探し出し、収集するピッキング作業に対してかかる費用のことです。
倉庫が広い場合や保管している商品数が多い場合だと、それだけ作業に時間がかかります。最近は人ではなく、 AIやロボットを使ったピッキングも普及しつつあります。
商品にサンプル商品や挨拶状、パンフレットを同封する際は別料金が必要です。
倉庫が広い場合や保管している商品数が多い場合だと、それだけ作業に時間がかかります。最近は人ではなく、 AIやロボットを使ったピッキングも普及しつつあります。
商品にサンプル商品や挨拶状、パンフレットを同封する際は別料金が必要です。
梱包料
梱包料とは、ピッキングした商品を梱包する際にかかる手数料のことです。
梱包の方法は商品によって大きく異なるのが特徴で、ダンボールや封筒に詰めるだけの場合もあれば、緩衝材を使用するケースもあります。
物流倉庫によってはチラシ同封やギフトラッピングに対応しているケースもあり、これらのサービスを利用する際も追加費用が必要です。
この費用には手数料や梱包資材の代金や、送り状の手数料などが含まれます。
ギフト用など特別な梱包が必要なケースだと追加料金が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。
梱包の方法は商品によって大きく異なるのが特徴で、ダンボールや封筒に詰めるだけの場合もあれば、緩衝材を使用するケースもあります。
物流倉庫によってはチラシ同封やギフトラッピングに対応しているケースもあり、これらのサービスを利用する際も追加費用が必要です。
この費用には手数料や梱包資材の代金や、送り状の手数料などが含まれます。
ギフト用など特別な梱包が必要なケースだと追加料金が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。
配送料
配送料とは、注文の入った荷物や商品をお届け先に配送するために必要な費用です。
物流倉庫は運送会社と大口契約している場合が多く、自社から配送する場合に比べると費用を抑えることができます。
ダンボールサイズや重量、発送先エリアによって費用が異なります。また、離島や遠隔地、海外への配送だと、費用はさらに高くなります。
物流倉庫は運送会社と大口契約している場合が多く、自社から配送する場合に比べると費用を抑えることができます。
ダンボールサイズや重量、発送先エリアによって費用が異なります。また、離島や遠隔地、海外への配送だと、費用はさらに高くなります。
物流倉庫の料金体系
物流倉庫の料金体系には、さまざまな種類があります。
ここでは、物流倉庫の料金体系を解説します。
坪建て
坪建てとは、使用する坪数で計算する方法で、「坪数(1坪3.31㎡)×坪単価」で計算します。
坪建て契約には、使用坪契約と固定坪契約の2種類あります。使用坪契約は、その都度使用した坪数に応じて使用料が計算される仕組みです。
一方、固定坪契約では、あらかじめ使用する坪数を固定し、その契約坪数で請求金額も固定されます。
使用坪契約は需要に応じて柔軟に対応できるメリットがあり、固定坪契約は需要が変動しでも保管料が変わらないメリットがあります。
パレット建て
パレット建ては、パレット単位で保管料の単位を設定する方法です。
パレットは輸送、荷役、保管するための台で、フォークリフト作業が前提となっています。入庫から保管、出庫までパレットの荷台が変わらない貨物を大量に扱う場合に効果的です。
パレット建ての計算方法は1パレットあたりの単価とパレット数をかけて保管料を計算します。
個建て
個建てとは、1つの商品あたりに単価を設定し、保管数量に応じて保管料を算出する方法です。荷物の種類やサイズが均一の時に向いています。
また、個建ての場合は商品1つあたりの単価と保管数量をかけるため、需要が多い時期には保管料が高くなり、閑散期には保管料が下がります。そのため、需要の変動リスクに対して対応しやすいことがメリットです。
ただし、事前にスペースを借りるわけではないため、他社との競合によって保管スペースが足りなくなるリスクがあります。
重量建て
重量建てとは、商品の重さに基づいて単価を設定し保管料を計算する方法です。
液体や穀物のように容積に比べて重量が大きくなる場合に、重量建てでの契約になる場合があります。
重量建てで保管料を計算する場合、単位は1トン、または1キロあたりで算出するのが一般的です。
ちなみに、倉庫の床には耐荷重制限があるため、その上限を超えないように保管しなければなりません。これが単価を設定するうえで、重要なポイントになります。
液体や穀物のように容積に比べて重量が大きくなる場合に、重量建てでの契約になる場合があります。
重量建てで保管料を計算する場合、単位は1トン、または1キロあたりで算出するのが一般的です。
ちなみに、倉庫の床には耐荷重制限があるため、その上限を超えないように保管しなければなりません。これが単価を設定するうえで、重要なポイントになります。
容積建て
容積建てとは、貨物の容積に対して単価を設定し、保管料を計算する方法です。㎥が単位として用いられ、貨物が占める割合に応じて単価が決まります。
一般的には、海外からの輸送などコンテナを使用した荷物の場合に用いられます。コンテナはサイズが決まっているため、坪建てやパレット建てのように無駄なスペースが生じにくいことがメリットです。
ただし、コンテナの移動には操作が必要となるため、保管料だけではなく設備使用料や作業料が発生します。
物流倉庫の利用料金を抑えるためのポイント
物流倉庫の利用料金は少しの工夫で抑えることも可能です。
ここでは、物流倉庫の利用料金を抑えるためのポイントを解説します。
ここでは、物流倉庫の利用料金を抑えるためのポイントを解説します。
繁忙期は避ける
物流倉庫の利用料金を抑えるためには、繁忙期を避けて利用することも方法の一つです。
物流倉庫の繁忙期は、お歳暮クリスマスシーズンの11月から1月、引っ越しシーズンの3月から4月、お中元シーズンの7月から8月です。
このシーズンはスタッフやドライバー不足などによって料金が高騰するケースもあります。事前に物流会社とスケジュールの調整をし、料金を確認しておきましょう。
利用するスペースは必要最低限にする
物流倉庫の利用料金を抑えるためには、利用するスペースは必要最小限にしましょう。
大きい倉庫はランニングコストが大きくかかるため、倉庫のスペースが広いようなら、もう少し狭い倉庫を利用するのがおすすめです。
また、スペースを最低限にするだけではなく、事業計画をしっかり立てて、在庫管理を徹底することも重要になります。
大量の在庫を管理する業種の現場では、帳票の数字と実際の倉庫にある在庫数が異なるトラブルが発生するケースもあります。
このようなトラブルが生じている場合、帳簿上の数字が正確なものではないため、帳簿で計算される利益の数値に誤差が生じるケースも少なくありません。
また、帳票を基に倉庫を借りている場合は、余剰スペースを借りてしまっている可能性もあるため、このような差異を出さないためにも在庫管理の徹底が必要です。
まとめ
この記事では、物流倉庫の利用にかかる費用の内訳や相場を紹介しました。
物流倉庫の利用を検討している場合は、固定費と変動費がどれくらいかかるかを事前に見積もり、費用対効果が望めるかどうかを確認しましょう。また、自社にあった商品数や出荷件数に見合っていることや、繁忙期に追加のスペースが確保できるかなどもポイントです。
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弊社の倉庫は低床平屋となっており、多層階倉庫に比べると保管効率や作業動線に優れています。また、全部お任せ倉庫では、製品や荷物の保管、お預かりから、デバンニング、入庫、ピッキング、出庫、配送まで物流機能をすべてお任せいただくことが可能です。
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